【楽器紹介】Fender japan Jaguar (JG66)

こんにちは、KUGIです。

 

最近ちょっと涼しくなったかなと思いきや、今日は少し暑かったですね。

夏が忘れ物を取りに戻ってきた感じがしました。

皆様体調等お気をつけください。

 

↓さて、今日ご紹介する楽器はこちら!

Fender japan Jaguar (JG66)

です!

 

このギターは大学1年生の時に購入し、当時組んでいたオリジナルのロックバンドで使っていました。

私は高校生くらいの時からオルタナティブロックをよく聴いていて、特にその中でもRed Hot Chili Peppersジョン・フルシアンテのプレイが好きです。

ジョン・フルシアンテが使うギターといえば、ストラトテレキャス、ホワイトファルコンなどが有名ですが、レッチリに復帰直後のライブでは赤いJaguarを弾いていたりします。

その姿がすごくカッコ良いんです、、多分まだYouTubeにライブ映像があるんじゃないかな。。wood stockのやつ

その憧れもあって、この赤いJaguarを買いました。

 

↓では、細かい部分をご紹介します!

まずはピックアップ周りから!

ピックアップはシングルコイル × 2 。

ストラトなどに搭載されている普通のシングルコイルピックアップとは異なり、ピックアップのサイドに「ヨーク」と呼ばれるギザギザした鉄の板がついています。

このヨークはピックアップのマグネットに接しており、ピックアップのパワーを高める役割をしているらしいです。加えて、ヨークがあることによって普通のシングルコイルピックアップよりもギラギラした音色になるとも聞いたことがあります。

「ギラギラした音色」の部分については弾いていて実感するのですが、出力についてはヨークがついてもめっちゃ小さいので本当に効果があるのかは謎です。

セレクタースイッチは各PUごとのON/OFF + LOW CUTスイッチがついています。

LOW CUTはフロントピックアップでカッティングする際に不要なLowを削るのに便利です。

レトロな家電製品みたいな見た目が好きです。

コントロールはマスターVolumeとマスターTone。

この辺の操作性はシンプルで使いやすいです。

あとジャックがボティトップにあるのもシールドが挿しやすくて地味に便利です。

テールピースはフローティングトレモロ

マイルドな効きなので、コードにふわっとかけてあげると音に奥行きが出ます。

ブリッジはネジが切ってあってそこに弦を乗せるタイプ。

このタイプのブリッジは弦落ちしやすいので、私は太めの弦(0.48-0.11)を張っています。

このセッティングだと本気でピッキングしても弦落ちしません。

指板はローズウッド。

ボジションマークは大きめのドットで見やすいです。

指板自体の厚さはGibsonと比べると薄めですね。

また、このギターはショートスケールで、フレットの間隔が狭いです。私はあまり手が大きい方ではないので、早いパッセージの曲や、指を大きく伸ばすコードを弾く時に大変助かっています。

ヘッドはボディと同色の赤に塗装されています。

マッチングヘッドと呼ばれるやつですね。

ボディバックです。

ボディは塗りつぶしなので何ピースかはわかりませんが、確かアルダーだった...はず。

テレキャスストラトはボディバックに穴とかスプリングのスペースとかがありますが、このギターは何もなくてツルツルですね。何か書く時の下敷きに便利。

ネックはメイプルのワンピース。

シェイプは細くて握りやすいです。

それと、ネック裏にはボディ同様ポリ塗装がされているので、少し手が滑りにくいです。

私はもう慣れましたが、弾き易くするために塗装を剥がす方もいらっしゃるようですね。その辺は好みでしょうか。

オリジナルからの変更点ですが、ネックの仕込み角を少しきつくしています。楽器全体の鳴り方が貧弱なので、ブリッジにかかるテンションを上げて少しでも鳴りを稼ごうとしています。

おかげで少し音の伸びは良くなったかと思います。

総じてですが、ギターっぽくないギターだと思います。

金属的なアタックが強烈に出た後、鋭く音が減衰するギターで、ギターらしい響きとは違った印象を受けます。どちらかというと少しシンセサイザー的なフィーリングでしょうか。

おそらく、複雑なブリッジ+テールピース形状が、ギターらしい素直な反応をオミットしているのだと思います。先日ご紹介したシンプルな造りのsgとは対極ですね。

しかし、これはこれでとても面白いギターなのです。

パチパチとギター本体のスイッチをいじり、エフェクターをガンガンかけて音を作る感覚はアナログシンセサイザーのようでワクワクします。

音も硬くギラギラしていて、ギターの目立つ帯域の音しか鳴っていないみたいな状態なので、エフェクトも派手にかかりますし、バンドのリードギターで使うと楽しいです。

特にコーラスエフェクターやファズとの相性は特筆すべきものがあります。トレモロのスプリングとかの残響が増幅されてかなり特徴的な音が作れます。当初のfenderの設計思想とはまるで異なるのでしょうが、まさにオルタナに適したギターですね。

色々と書きましたが、この「ギターとしてはイカしてない感」がJaguarJaguarたらしめているのではないでしょうか。

バンドでアウトローに攻めたい時に映える1本です。

 

いつかビンテージのJaguarとか弾いてみたいなぁと思いますが、最近はめっちゃ高騰しているので、実現する日は遠そうです...笑

 

↓このギターの音は下の曲で聴けます!

(ギターが主体の曲ではないのでちょっと分かりにくいかも知れません)

良かったらお聴きになって下さい。

youtu.be

最後までお読みいただきありがとうございました。

ではでは。