【楽器紹介】YAMAHA FG-180
こんばんは、KUGIです。
最近車を買い替えたのですが、新しい車が順調に壊れていっており、あたふたしております。笑
また車のことも記事にしたいと思います。
さて、楽器紹介シリーズですが、ギターは最後となります。
↓今回ご紹介するのはこのギター!
YAMAHA FG-180 (1972年製) です!
手持ちの楽器の中ではおそらく一番古いものだと思います。
YAMAHAが初めて世に出した本格的なフォークギターの初号機のひとつで、巷では赤ラベルと呼ばれているものです。「FG」はフォークギター、「180」は当時定価¥18,000 をそれぞれ表します。
私が初めて手にしたギターで、非常に思い出深いです。
これでコードブックを見ながら練習していたのですが、当時はネックがかなり反っており、弦高も高かったので、苦労した記憶があります。
このギターは学生時代に私の叔母が買ったものだったのですが、叔母が弾かなくなった後は私の父に預けられ、押し入れに眠っていました。それを中学生の私が引っ張り出してきたわけです。
とても深みのある音で、音量も豊かで、これに匹敵するアコギになかなか出会えないので、鉄弦のアコギはこれしか所有していません。
いつかオーバーホールも兼ねてエレアコ化したいと思ってたりもしますが、フルオリジナルの個体なのでちょっと迷っています。
↓ディテールを紹介します!
ボディトップはスプルースの合板です。ブリッジはおそらくローズウッド。
ラッカー塗装なのですが、経年変化でかなり雰囲気のある色味になっています。
俗称の由来となった赤いラベルが本体内部に貼られています。
ボディ表面にはそれなりに傷がついております。
上の写真でボディ渕にある傷は叔母の実家の犬が練習中に噛み付いてできたものだと聞いています。笑 Get wild.
ボディバック。マホガニーの合板です。古い家具のような良い木目をしております。
ボディサイドも同様です。
続いて、ネック。
シェイプは現代の基準から考えると極太で、プレイヤーの握力を容赦なく削っていきます。
古いギターということもあり、ネックのコンディションはあまり良くありません。トラスロッドをめいいっぱい締め込んで、弦のゲージをエクストラライト(10-47)にすることで、なんとかコンディションを合わせています。いつかリペアしたいなぁ。
7Fのポジションマークが・2つのところもちょっとユニークで、お気に入りのポイントです。
指板はローズウッド。かなり色が濃いので、ネックのマホガニーとほぼ同色に見えます。
しかしこの木の質感良いなぁ。。。
ヘッドです。
現行品のアコギとは異なり、音叉マークが頂上に刻印されているのがクールです。
ヘッドの頂上が二股なのはYAMAHAの「Y」を模したものだと、開発者の方が語っておられるのを以前動画で聞いたことがあります。
ヘッド裏です。ペグはオープンタイプ。
最初はカバーが外れているんだと思っていましたが、新品の時からこのルックスだったみたいです。
写真見て気づきましたが、3弦のペグが外れかかっている、、やばい。直さねば。
左上は何処かにぶつけて欠けちゃってますね。
と、いう感じで、アコギなので割とシンプルな紹介でした。
冒頭でも触れてた通り、とても深い音のするギターでして、とても気に入っています。
特に低音の鳴りはとても豊かで、弾いていて非常に気持ち良くなりますが、逆にある程度シャキッと弾いていないと低音に埋もれてフレーズがうまく聴こえないこともあり、引き手の技量が問われる感もあります。カッティングや、軽やかにスタッカートするフレーズとかではピッキングのシャープさに注意を向けないといけません。
できるだけ大きく手を入れずコンディションを維持したいと考えていますが、どこまで行けるやらという感じですね。。。
まあでも、きっと生涯かけて弾くギターの1つだと思っています。
↓このギターの音はこの曲で聴けます。
よかったらお聴きになって下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
KUGI